ウナボンの泣き泣き日記

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11.胚移植

☆胚移植☆

2004.1.22(33歳)

採卵の2日後が胚移植日。受精卵を子宮に戻す日。
担当はT先生。

7年前のこの日、卵巣ガンの疑いで左卵巣摘出手術をT先生にしてもらった。
何だか因果を感じた・・・。
でも結局ガンではなかったし、手術成功記念日だったので今回の胚移植も上手くいくと信じた。

◇採卵した翌日、1月21日
 5つの卵子が無事受精できたか電話確認する
 結果:4つが見事受精!【4/5:OK】

◇胚移植当日の朝、1月22日
 胚移植できるまでの状態に受精卵が分割したか電話確認する
 結果:3つが見事分割!【3/5:OK】

病院に着き、培養師から説明を受けると
分割に成功した3つともグレードのいい状態で2つ子宮に戻すと聞いた。
「双子になる確率はどのくらいなんですか?」
慌てて聞くと
「10%以下です」
との事。それなら2つ戻しで了解だ。

ただ、戻した後は受精卵のチカラなのだと言う。
医者も私も何も出来ないのだそうだ。
「卵のチカラを信じましょう。受精卵の写真を後でお渡しするので、アルバムの1ページ目に貼ってください」
‘何て泣かせる言葉だ!’
培養師の言葉にウルウルきた。

残りの受精卵1つは凍結へ向けて培養し続けるとの事だった。

初めて見る受精卵。
透明の膜に包まれた中に分割された金色のような丸いものが見える。
‘体外受精だから見られるんだな~’
なんて、とても神秘的でウットリした。

T先生は相変わらずの調子で胚移植してくれた。
戻すだけなので痛みはナシ。
無事終りオペ室を出ようとすると、
「はい、アルバムの1ページ目に貼ってね」
と、2つの受精卵の写真と、子宮に辿り着いた瞬間のエコー写真を手渡された。
そして
「頑張ってよ~」
と、疑われながら言われたので
「頑張るよ!」
と強気で答えたら
「だいたい初めての人は上手くいくよ、この病院は・・・」
と教えてくれて、とても心強かった。
【2/5:OK】

◇後日、1月27日
 残りの受精卵が無事凍結できたか電話確認する
 結果:×【1/5:NG】

体外受精に入って初めての挫折。
卵の貯金はなくなってしまった・・・。
‘お腹のコは無事育ってくれるのか’急に不安になってきた。

黄体ホルモンの錠剤を1月26日から飲み始めた。
そのせいか、日増しに生理前のような感覚が強くなり、お腹も張ってきた。
‘・・・生理きちゃうのかな’

***** 12.いよいよ判定 へ続く ***** 


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